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見沼田んぼの歴史の風景を色濃く残す見沼通船堀を歩き、かつての見沼田んぼに思いを馳せた後、見沼代用水沿いにヘルシーロードを歩くコースです。
今回の見沼田んぼの散歩道のスタートは、JR東浦和駅です。
電車で通り過ぎていると気が付きにくいのですが、JR東浦和駅と見沼代用水西縁はすぐ近くです。
駅を出て目の前にある「県道大牧・蕨線」を右に曲がって坂を下りていくと見沼代用水西縁が見えてきます。
見沼代用水西縁に到着。
水路脇の畑ではコスモスの花が満開でした
見沼代用水をちょっとだけ下流側へと歩いていくと左岸に鬱蒼とした竹林が見えてきます。
ここが「見沼通船堀公園」です。



見沼通船堀公園は、見沼通船堀に隣接する広場とあずまや・竹林だけのシンプルな公園です。
東浦和駅から来ると、通船堀の入り口にありますので、まず最初に立ち寄って竹林の風景を楽しみたいところです。
通船堀公園の竹林をぬけると、そのまま見沼通船堀沿いを歩いていくことが出来ます。
この辺りは素堀の水路にを眺めながらのんびり進みたいところですね。
見沼通船堀の風景を眺めながら歩き、二つ目の橋を渡って一旦流れを離れます。
ちょっとした坂を登ると県道につき当たるのですが、実はここがかつての「八丁堤」の跡です。
八丁堤とは、かつて見沼田んぼが「見沼溜井」だった頃に芝川の流れを堰き止めていた堤なのですが、現在その堤跡には県道が通っています。
この辺りには当時の面影を残すものがいくつか有り、その一つが「鈴木家住宅」です。
鈴木家住宅には、当時をしのばせる建物や、通船堀で荷物を運んでいた「ひらたぶね」の1/2スケールのモデルが展示してあり、に見沼通船堀を楽しむ上で是非立ち寄りたいスポットなのですが、土日しか開館していないのが残念なところです。



鈴木家住宅を後にして、八丁堤を東へ向かいます。
この通りは古くからの通りで道幅が狭い割に車通りが激しいので歩く際には注意が必要です。
程なく、芝川に架かる「八丁橋」に到着。そして八丁橋を渡ったところにある小さな祠が「水神社」です。
昔の人は、きっとここで水運の無事を祈ったんでしょうね。
水神社の裏手から、再び「見沼通船堀(東縁)」が続いています。
こちらも西縁と同様、昔ながらの素堀の水路を眺めつつの道となっています。
途中、見沼通船堀の仕組みを説明する看板があるので、見逃さずに行きたいところです。
看板の脇にある「二の関」はやけにしっかりした作りに見えるのですが、実は毎年8月の下旬にここで見沼通船堀の実演が行われているそうです。
今年はもう終わってしまったので、来年是非実物を見に来たいものですね!



この辺りを使って実際に船が行き来するのか・・・、と思わず感心しながら進みます。
見沼通船堀の全体図があったのでとりあえず掲載。
かつてこの辺りが物流の拠点であったことに思いを馳せながら歩いていくと見沼代用水東縁に到着。
ここで見沼通船堀を終了となります。
見沼通船堀東端の正面に見えるこんもりとした森が「木曽呂の富士塚」です。
富士講という民間信仰の中で「誰でも富士登山をできるように」と築造されたものだそうですが、「富士登山の苦労」を思うとこんなにお手軽に富士登山と同じ御利益ならお得だなぁと思ったり思わなかったり。



富士塚の裾には胎内巡りができる穴もあるのですが、現在では崩れてしまっているとのことで非常に残念です。
と、富士登山気分を満喫し見沼代用水東縁沿いに戻ります。
見沼代用水東縁を北上していくと右手に「金崎斜面林」が見えてきます。
水路沿いまで戻らずこの斜面林の下を歩くルートも楽しそうですね。
そんな、水路沿いの風景を眺めつつさらに上流へと向かいます。



水路の対岸に広がる「見沼田んぼ」は、ほとんど畑になってました・・・
JR武蔵野線のガードをくぐり、しばらく歩くと「川口自然公園」に到着です。
川口自然公園には、園内の半分を占める大きな池があり、子ども達が泥だらけになってなにやら採っていました。



川口自然公園を東側へぬけ、正面を見ると鳥のオブジェが着いた橋があり、それを渡った先に「東沼神社」があります。
東沼神社では、季節柄、七五三の親子連れが何組かお参りに来ていました。
東沼神社の境内にも「富士塚」を発見!
この辺りに富士講が強く根付いているということでしょうか?



この辺りの見沼田んぼは、田んぼでもないし畑でもないし、何に使われるでもない荒れ地状態です。
昔からこうだったのかそれとも何らかの理由でこうなったのか気になりますね。
下流側から歩いて見沼代用水東縁が大きく右に折れるところに「見沼自然の家」の看板があります。
なかには立派な古民家があるのですが、森の中に隠れているのと看板が小さいため気をつけてみないと見落としてしまいがちです。
見沼自然の家には、「どうぞご自由に」的にお茶や野菜などが置いてあるのですが、勝手に食べると「嫌味たっぷり」に文句を言うスタッフもいるのでいただく場合はきちんと声を掛けてから頂きましょう。



さらに見沼代用水を北へと進みます。
先ほどの荒地に続き、今度は道端に不法投棄も多数見られるようになってしまいます。
この近辺の風景は非常に残念なものがありますが、人が手入れをしなくなった途端、こういった人々の「悪意」のようなものを呼び込んでしまうのかと思うとなんだかもの悲しくもあります。



そんな、荒地的風景が果樹園に変わるところに「フルーツパーク浦和組合」があります。
各種フルーツの直売や園内でのフルーツ狩りも楽しめるそうなので、見沼散歩のおやつに立ち寄ると楽しいかもしれません。
ここで見沼代用水沿いを離れ、フルーツパークの前を左に進むと、芝川第一調整地の建設現場の脇に出ることができます。
このあたりは見沼田んぼに似つかわしくない工場地帯となっており開発規制はどこへやら・・・といった感じです。
工場地帯をぬけて国道463号を左に進むと「浦和くらしの博物館民家園」に到着し、今日の見沼散歩も終了となります。
浦和くらしの博物館民家園の中には、広々とした芝生と、藁葺きの昔ながらの建物があって非常にのんびりした雰囲気なので、見沼散歩の締めくくりとしてちょっとのんびりしていくのも良いと思います。



